先日、とてもとても美し~い夕焼けを見ました。
都心のビルで切りとられた小さな空でしたが、
あまりの美しさに体が震え、しばし見とれてしまいました。
それは、淡いブルーに縁どられたピンクのレースのようでもあり、
この上もない、あたたかさと優しさを湛えていました。
(まさに壮大な天空ショーです)
そう、めずらしいピンクの夕焼けだったのです。
本当にきれいでした。
でも、ふと気がつくと、空を見ているのは私だけで、
周りの人は皆、怪訝そうに私を見て、通り過ぎて行きます。
(きっと怪しいオバサンだと思われたのでしょう…)
皆どうしてこんなにきれいな空を見ないのだろう?
なぜこの夕焼けに気付かないのだろう?と、
とても不思議でした。
近くには、某有名女子校の子が固まりでいて、携帯画面を見ています。
その子達も、あやしいオバサンをチラリと見ることはあっても、
空を見る子は一人もいません。
こんなにきれいなのにね。もったいないなー‼
「七田の子なら、きっと゛きれいだねー!” ゛すごいねー!”と
感動してくれるにちがいないよね。」と自分に言いきかせ、
その場を去りました。
「人間は皆、自分のチャンネルに映るものしか見えないし、聞こえないんだよ。
だから、幅広いチャンネルを持とうね。」
子供の頃に教わった言葉が、ずっと心に刻み込まれています。
見ているのに見えていない…、
聞いているのに聞いていない…
私達のまわりには、たくさんの美しいもの、
素敵なものがあふれているのに、
チャンネルがずれているから気付かない…。
そして、案外、嫌なもの、否定的なものばかりにチャンネルをあわせて、
暗い気持ちになってしまっているのかも知れません。
時には、自然の見せてくれる雄大な芸術にチャンネルをあわせてみませんか?
なぜ、春はあけぼの、秋は夕暮れなのか本当によくわかりますよ。
どうせなら、幸せいっぱいのチャンネルにセンサーをあわせましょう!
親子で空を見て、゛きれいだねぇー”とうっとりしてみませんか?
P.S.「おひさまだより、楽しみにしています」と言ってはげまして下さるお母様方、
本当にあたたかい心をありがとうございます。
実は時々、めげそうになるのですが、がんばります。
声をかけていただくと元気になります。謝‼
竹石むつこ