先日体験した、ショックな出来事です。
お母様セミナーで、”大変役立つおススメ本”をご紹介しました。
子供の語彙力UPに 即使える会話例が沢山載っていて、
ぜひ一家に一冊置いて欲しいスゴイ本です。
ところが数日後、お母様より
「本が絶版になっていて買えません!」
とのお知らせが…!?
そうでした!!
この頃紙の本が売れないので、
本の寿命がどんどん短くなっているのです。
ベストセラー以外は半年位で店頭から消え、数年で絶版になります。
中古でも手に入れば良いのですが、
出品が少なくお値段が高くなっていたりします。
今や本は、欲しい人にとっては貴重品なのだ!
と悟りました。
私は、紙の本が大好きです。
紙は単なる情報源ではなく、作品だと思うからです。
一冊の本を世に出すために、
編集者、校正者、デザイナー、営業さんなど、
多くの人の時間と思いが集結します。
”良い仕事をしてますねぇ”
としみじみ言える本に出会った時には、至福の喜びを感じてしまいます。
デジタル本にはない、
深い味わいと人のぬくもりを、
ぜひ、子供の体に残しておいてやりたいと切に思います。
紙の本に残された時間は、もうあまり長くないのかも知れませんので。
竹石むつ子