- 掲載日: 2011年11月24日
幼児の自己コントロール力を試す興味深い実験があります。(1968年米国のウォルター・ミッシェルという心理学者が行ったもので、マシュマロ・テストと呼ばれています。)4才児が大好きなマシュマロを前に、15分間食べずに我慢できるかどうかを見る実験です。待てた場合には、もう一つマシュマロがもらえるという報酬が約束されています。さて、何割の子が我慢できたと思いますか?結果は、15分間待てた子は25%、30%強の子は1分以内に食べてしまったそうです。けれど、この実験のおもしろいところは、そのあとです。なんと、12年後にこの2つのグループの日常調査をしたところ、劇的な差が生じていることがわかったのです。
15分間待てた子たちは、成績も良く、社会性、対人関係、自己表現など様々な点でとても秀れていました。それに対し、すぐに食べてしまった子たちは、挫折に弱い、自信がない、感情的など、情緒面、心理面での問題を抱える場合がかなり多かったそうです。その結果、この子達が社会に出た時の社会的地位や年収には大きな差が出たということです。
がまんする力・自己コントロール力は幼児期から10才頃までに培われます。この時期に子供をわがままに育ててしまうと、せっかく才能のある子であっても、伸ばしてやることができません。大切な我子が将来社会で健全に活躍できるようにしてやるために、今から少しずつわがままを抑える強い心、嫌なことでも頑張れる忍耐力をつけるよう、心がけましょう。
竹石 むつこ



