『まず 感受性を育てることです。
感受性がないと 賢くなった自分を感じることができない。』
教育研究科・松永暢史先生の言葉にドキッとしました。
また先生は、こんな風にもおっしゃいました。
『感受性のない親は、子供が少しずつ賢くなている変化に 気づかない。寂しいな。』
確かに 最近のお子様は、五感を通じて感じる力が 乏しくなっているように思います。
見る物、聞く音、触る物、味、匂いに対する感覚が大雑把で、
繊細さが見られないのです。
どうすれば、”感じる力”を豊かにできるのでしょう。
それには、『丁寧さ』と『感動』と『語言化』が必要です。
じっくり丁寧に見て(聴いて)、すごさを感じて、
言葉に出して人に伝える。
それを繰り返していると、感動が体に沁み込み、
豊かな感覚が自分の物になるのです。
例えば葉っぱ一枚でも、よ~く見ると微妙に違う何色もの色が発見できます。
『すごいねぇ!この色は何と呼ぶのかな? なぜこんなに きれいなのかしら!!』
等と話す時間が、子供の感じる力を磨くのです。
賢い頭は、感じて 受け取る力が無ければ創れません。
感性を大切に育みましょう。
竹石 むつこ