・桜と共に訪れる別れと始まり。
日本の春は、潔さと美しさを全身で味わえる ぜいたくな季節です。
子ども達もこの季節、卒業や入園、入学、クラス替え、入社など
大きな変化を経験します。
変化の時には、エネルギーが必要です。
体も心も変化への適応に大量のエネルギーを使いますので、
栄養や休息に注意を向けることも お忘れなく!
文明の発達した社会で生活していると、
つい人間は自分が動物であり、生き物であることを忘れてしまいます。
けれども、間違いなく私たちは(特に子供は)
地球上の生き物として、自然の生み出すエネルギーと同調しています。
それを敏感に感じることができる感性を、
子どもには是非残しておきたいものです。
自然の動きを知るには、二十四節気の言葉が参考になります。
暦上で一年は2月の立春から始まり、
3月の啓蟄、春分
4月の清明、穀雨、
そして5月の立夏へと続きます。
春になると土中から虫が顔を出し、
自らのエネルギーでおおきな成長へと動き始めています。
子ども自身の体から湧き出る力を
どうまっすぐに伸ばせるのか、
文明の利器からちょっと離れ、
生物の立場で考える事も必要ですね。
竹石 むつ子