最近の20年間で、
私たちの生活環境は大きく変わりました。
物も情報も手段も、
簡単・便利・速く・安く
得ることができるようになっています。
画面にタッチするだけで物が届き、
人と話すこともでき、
旅行気分も味わえ、
仕事もできてしまうなんて、本当にスゴイ!
デジタル社会、バンザイ!!
と言いたいところですが・・
残念なことに、子どもの能力開発には、
この簡単便利な社会が大きな障害となる場合があるのです。
なぜなら、人間は機械ではなくアナログな生物なので、
きちんと本来の発達の、順序を丁寧にゆっくり進まないと、
体も脳も心も 健全に育たないのです。
特に6才までは、アナログ優先を意識して下さい。
最も重視すべき事は、
人との触れあい、会話、体の動き、
指先の器用さ、紙の本を人の声で読むこと、
自然体験、5感+直観を磨くetc、
昔からの当たり前の子育てです。
デジタル・ネイティブの子たちであっても、
最初にアナログなナマ体験が基本にある子でなければ
健全な成長は望めません。
ナマ体験+言葉かけで人間の能力は育つのです。
竹石むつ子