「家にある本の冊数が多いほど、子どもの学力が高い」
これは2021年度の全国学力調査で明らかになった結果です。
(教科書と雑誌を除いた冊数。)
小中学校とも、
テストの平均正答率が最も低かったのは、
「0~10冊」の家庭。
最も高かったのは、
小学生「201~500冊」
中学生は「501冊以上」の家庭でした。
この調査では、
子どもがその本を読んだかどうかは問われていません。
単に家庭環境と学力の相関性のみを調べたものです。
家庭内に当たり前に本がある→子どもが手に取る
→文字にふれる→文字が読めるようになる
→書いてある事が理解できる
→想像・創造力が高まる→知識が広がる
→思考力、問題解決力がつく→学力が高くなる
→人間力が育つ→∞
当然のサイクルです。
それを作るには、まずは
「本が読めなければ、勉強ができるようにならない」
という根本を理解することが必要です。
(教科書を読めない子が多いそうです)
9才までに、家に本(紙の本)があり
毎日少しでも読む習慣を作ることができれば、まずは安心。
今年の文化庁の調査では
月に1冊も本を読まない人は62%だとか。
ならば、1冊でも読めば、
「文化資産を持つ38%のグループ」に
仲間入りできるということですね。
竹石 むつ子