【明日は家族でイルミネーションを見に行くんだ。】
レッスン後、
受付近くで遊んでいた小学生男子が
ボソッとつぶやきました。
穏やかな幸福感が滲み出ていて、
心がじんわりと暖かくなりました。
側にいた もう一人の男子が対抗するように、
【うちはご飯に行くよ。みんなで!】
ワクワク感が伝わり、嬉しくなりました。
こんなにも 子供達は、
家族と過ごす時間を楽しみにしているのですね。
改めて、
両親と共に紡いでゆく思い出の数々が、
その子の人格を創るのだなぁと納得しました。
親が我子と本当に密接に関われるのは、
12才頃までです。
子どもは中学生になると、徐々に親離れして、
自分の世界を拡げてゆきます。
それが成長の摂理です。
ならば、せめてそれまでの間は、
子どもの中に沢山の
素敵な思い出を残しておきたいと思いませんか?
ぜいたくな物である必要はありません。
でも、あたたかい物であると一生心の財産になります。
いっぱい話して、笑って、怒って、泣いて、喜んで・・・
様々な感情の共有も、大切な宝物です。
子どもと一緒にいられる“今”こそが、
神様からの最高のプレゼントかも知れませんね。
竹石 むつ子